2012年3月5日月曜日

会計士受験生の就職浪人問題で感じること

勝負する国を選ぶときも、職種を選ぶときも、

「同じことを考えてる人がどのくらいいるんだろう?」
「同じことができる人はどのくらいいるんだろう?」

っていう、相対的なポジションをよく考えるようになりました。
そう思うようになった出来事を書きたいなって思います。

会計士業界で数年前から話題になってる「会計士受験生の就職浪人」の話題を書いてみたいと思います。

ぼくらの頃は監査法人への就職はちょー売り手市場で、気づけば叙々苑の特上カルビを頼んで、クルージングしてた時代でした。

今は就職浪人をして生活費を稼ぐためにパチンコ屋のバイトをしてる会計士試験合格者がいる時代みたいなんです。

☆ ☆ ☆

ぼくが受かった2008年は、会計士試験の合格者が今までの2倍近く出た年でした。
(うらでは「ゆとり世代」とか言われてます。)


ぼくは内定後、上場支援をする部門を第一希望にしました。話を聞いてムラムラっとしたからです、


「若いうちからいっぱい仕事があって、2年目なのに海外出張行くんだよ!」


って言われたんです。

けど、配属は第2志望の金融部門になってしまいました。

でも、あとあと考えると運がよかったんです。

その後リーマンショックが重なって、上場支援の業務は激減、んで、大量採用のため若手は同期が多い。

その部門の若手は、仕事がなくて事務所で勤務(いわゆる、事務勤)している人が多いという話をよく聞ききました。

それでもぼくらは運がよく、給料も高い水準で、監査法人にも就職できて、ある程度心地良く働くことができたと思います。

でも、

その大量合格の話を聞いて、
「会計士いいな!」と思い受験を決意した世代が合格する、その3-4年後の今の会計士業界はどうでしょう。

会計士の合格者数は大幅に減少、難関の会計士に合格しても監査法人に半分も入れない、監査法人に入ったとしてもぼくら大量合格世代がいて出世も難しくなってます、

10年先輩の会計士の方に話すと、

「信じられないよ。ぼくらの頃は人がいなくていなくて、他の部門から駆り出されたくらいだよ」


とのことでした。

もちろん、運もありますが、ある程度今の状況は予測できて、会計士よりいい選択肢を考えることができたかもしれません。

☆ ☆ ☆

日本の過去の成功例(いい大学出て、大企業いって、ハッピーリタイアとか)をそのまま模倣しても、それが通じなくなるかもしれないって怖さがあるのがぼくらの世代なんだと思います。

大手商社の役員をされていた団塊の世代の方とお話した時にいわれていた言葉が印象に残ってます

「ぼくらの世代はある意味ラクだったんだよ、馬車馬のようにがむしゃらに走りまくってれば、生活が豊かになったんだよ。でも、君らの世代は大変だと思う、どの道に走るかを決めなきゃいけない。とても難しいことだ。だから、ぼくは君らの世代を尊敬しているんだ。」

☆ ☆ ☆
こんな背景があって、海外いきたいな〜東南アジアいきたいな〜って思うようになりました。

まだ日本人がそんな知らないインドネシアへGo☆

うん、究極のビビりです。

日本の将来への不安感にビビってるんですよね。

吉と出るか、凶と出るかは、わかんねぇっすが、吉となるようにもがいてこうと思います。

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