2012年3月12日月曜日

覚書:アチェの人と話す


津波博物館の墓銘。
深夜に英語が話せるアチェの方とコーヒーを飲む機会がありました。
30半ばで敬虔で教養あるアチェの方でした。興味深い話が多かったので覚書。

■津波について

Q. 津波は多大な被害をもたらした一方でそれを機にアチェは全てが大きく変わっていった、2004年の津波についてどう思っているか?
A.神(Godという表現)が全て決めたことだから受け入れている。今までの自分達の行いを見直す機会を与えるように神が定められたことだ。だから、数日は悲しむがその後はその意味を考えて行動した。
→昔だと理解し難い話だったが、今ちょうどイスラム教についての本を読んでいたためとても納得がいく説明だった。

Q.津波の時にどこにいたか?
A.商店にいた。一部の人が津波が来るといって逃げたので、着いていって走って高い場所へ避難した。あと5分遅れていたら命はなかった。津波は日本で起こることで、この地で起こることだとは思いもしなかった。
■日本人のイメージについて
・戦争時の話:当初日本はオランダを追い出してくれたため、好意を持っていた。しかし、オランダが出ていった後に日本は横暴になったため悪いイメージもある。
・今の日本人は、隣人を大切にしないのが理解できない。
・日本人は笑顔がステキだ。
・聞かれたこと:
Q どうして今の若い日本人は結婚したがらないのか?
Q  宗教は神道が多いのか?

■ドキッとする
マナド(キリスト教の街)とアチェ(イスラム教の街)は違うか、と聞かれ、違うと答えた。
どこが?と聞かれると、食事、服装しか答えられなかった。宗教による、相違点ばかりを見つけようとしてたが、よくよく考えると共通点の方が多いのではないか。インドネシアという共通点を意識的に探そう。



以上、覚書でした〜。

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